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お知らせ
散々放置しておいたブログですが最近また再開しました。
まだこちらを見ている方がいるか???ですが
とりあえず別館のアメブロでぼちぼちUPしてます。
宜しくお願いいたします。
かあちゃん
去年の秋頃からカニ坊は私のことを「かあちゃん」と呼びます。
それまでは「ママ」と呼んでいましたが、そろそろ「おかあさん」に変わるだろうなと思っていたら「かあちゃん」でした。

カニ坊が私を「かあちゃん」と呼ぶのを聞いて
「かあちゃんなんて昔の子みたいじゃない?おかあさんにしなよ。」
そう笑うママ友も居ますが私は結構気に入ってます。
ママほど幼くなく、お母さんほどかしこまらずに、母ちゃん。
お腹の底にじんわりと沁みてくるような、どこかホッとするような普段使いの優しい響き。

「かあちゃん」に限らず、カニ坊は時々ハッとするような言葉を使います。
この三連休も毎日野球だったカニ坊。
初日は寒い中を早朝集合。
「空気がキランキランと凍ったみたいに寒かった」そうで。

中日はうって変わって穏やかな一日。
「今日はあったかくて良かったね。」
迎えの時にそういうと
「うん。冬日和だった。」

そして最終日。解散の頃にはとっぷりと日が暮れ、みんな急いで帰ろうとする中
「かあちゃん、おうまがときになっちゃったね。」
「えっ?大間が時?」
「逢魔時だよ。魔に逢う時間。」
「ああ、逢魔時ね。ずいぶん難しい言葉知ってるじゃん。
 逢魔時っていつだか知ってるの?」
「知ってるさ。黄昏時のこと。夕暮れから夜にかけて、昼と夜が入れ替わる時間だよ」

この子と話していると『ああ、日本語って美しいな』と思ったり、普段見過ごしている些細なことが急に色鮮やかに見えてきたり。
おそらくこういうところもカニ坊の持つ発達障害の影響なのかなと。
常に混沌とした世界で生きているカニ坊からしたら全ては玉響の事。
今日、只今、この刹那なのかなぁなんて思ったり。
だとしたら発達障害って言う個性も悪くないと思うんですよ。

お店物語<七>
(ブログの記事を整理してたら、書きかけのまま放置を発見したので加筆UPしますね。もとは2010年の10月の下書きでした)

『金と塵は積もるほど汚い』
小さい頃に大ばば様から聞かされた言葉だ。
何十年とそんな言葉があったことも忘れていたふくすけだが、近頃の大旦那さまの振る舞いを見るたびにこの言葉を思い出す。

大旦那様はセコイ。
普通、大店の大旦那様ともなれば普段のことはあまり細かいことはいわなくなると思う。
鷹揚に構えて商いの大局を見据えて采配を振るい御内所や台所、帳場のこまごましたことはそれぞれ奥さまやら女中頭、番頭が取り仕切るものなのではないか。
しかし多摩屋に限って言えば全て大旦那様が仕切らないと気が済まない。
商いのことはもちろん、厠で使う落とし紙から膳に乗せるお菜の品数、果ては当来物の饅頭の分け方に至るまで旦那様にお伺いを立てなければ大変なことになるのだ。

ふくすけが多摩屋に奉公にあがるよりずっと前のこと、お客様から秋刀魚をいただいたことがあるそうだ。
仙台藩のお客様が朝どりの活きの良い秋刀魚が奉公人たちの晩の膳に乗るようにと急ぎで届けれくれたのだそうだ。
その時は大旦那様もお店にいて
「皆さんで今夜お召し上がりください。」
と言いうお客様に
「これはこれはありがとうございます。
 このような活きの良い秋刀魚など滅多に手に入りません。
 奉公人たちもさぞや喜ぶことでしょう。」
そう言って秋刀魚を受け取るとわざわざ奥さまとお島を呼びつけ
「今晩のおかずにといただきましたよ。皆からも良くお礼を申しあげなさい。」
そう言って秋刀魚を渡したのだそうだ。
「ありがとうございます。
 早速今夜皆に振る舞います。
 皆どれだけ喜ぶか。」
お客様と上機嫌の大旦那様にお礼を申し上げ奥に引き込んだ二人。
早速奉公人に振る舞う支度にとりかかったのだそうだ。

ところがである。晩飯を前にして旦那様に急な寄り合いの誘いがあり、大旦那様は料亭へお出かけになった。
まさか料理屋でこれからうまい酒肴をたらふく召し上がるというのに、出がけに秋刀魚を食べる訳もなかろうし、ましてや遅くにお帰りになって休む前に焼きざましの秋刀魚でもなかろうと大旦那様の分は用意せずに皆で分けて食べてしまったのだ。

次の日、商いを終えて皆が店じまいの支度をしていると大旦那様が現れ
「あたしの秋刀魚はどこだい?」
真顔でお尋ねになったのだそうだ。
事情の飲みこめない奥さまとお島は
「昨夜皆で美味しく頂戴いたしました」
そう答えると旦那様の顔色がみるみる変わり烈火のごとく怒り始めたそうだ。

お島達にしたら、今日食べなさいと大旦那さまから渡された秋刀魚を指示通りに食べたと思っていたが、大旦那様にしたら自分が今夜食べられなくなったのだから皆も待って当然と思っていたらしい。
主のいないところで主より先に初物を食べるとは何事か!
しかも自分の分を残してないなど言語道断!と怒り狂い、当たり散らしその勢いはすごかったらしい。
一日たっても大旦那様の機嫌は戻らず、見かねた旦那様が仙台藩のお客様に上手く頼み込んでもう一度届けてもらいその秋刀魚を今度は大旦那様が独り占めするまで不機嫌だったという。

食いものの怨みは恐ろしいというがよもやここまでとは・・・
大間のマグロでもなく秋刀魚。
関サバでもなく秋刀魚。
越前ガニでもなく秋刀魚。
しつこいようだが秋刀魚一匹のことで大の男が何日もへそを曲げたままとは。
このことは多摩屋の秋刀魚事件として語り継がれる事件となったのだそうだ。

それ以来饅頭一つ開けるにしても大旦那様にお伺いを立て、最初の一つを大旦那様に差し上げてからでなければ手をつけないのが多摩屋の不文律になったのだとか。
口の悪い職人なぞは、到来物を茶うけに出そうものなら
「おい。毒見はすんでいるのかい?
 大旦那様がせっかく俺達を気遣って、てめえの身を持って毒見を務めてくださろうってのに
 先に頂きましたじゃ大旦那様に申し訳がたたねぇぜ」
などとあてこすりを言われる始末。

そんな大旦那様だからどう見ても大店の主と言うよりもどこぞのしみったれた強欲爺さんといった風情である。
旦那様の方はそれなりに大店の主に見えないこともない。
どんなに暑い日でも来客があれば羽織にそでを通し、足袋の足裏はいつも白く振る舞いも鷹揚である。
羽織も季節季節で気を使い、夏には呂合わせなど粋な着こなしを見せるが大旦那様はからっきしダメなのだ。
夏は暑い暑いと胸元まではだけて裸足で団扇をバタバタ。冬になれば寒いと商いの場にまでどてらを着こんで現れる始末。
そのくせ使用人の身だしなみには口うるさい。
要は自分は特権階級だということを自他ともに常に確認していないと気が済まないのであろう。

雇われの身とはいえ本店の大旦那様をも凌ぐ発言力を持ち、破格の待遇を受けているのに、いや待遇が上がれば上がるほど大旦那様のしみったれぶりが際立ってくる気がするのである。
そうして忘れていた大ばば様から聞いた冒頭の言葉が頭に浮かぶふくすけなのである。

金と塵は積もるほど汚い




真冬の怪談?
あたくし不覚にも新年早々インフルエンザに罹患しましたの。
予防接種もしたし、人混みも避け、家から出るときは常にマスク装備。
バリッバリッに乾燥している帳場には自前の加湿器を2台も持ち込んでフル稼働。
家に帰れば手洗いうがいと近年にもまして万全の対策(当たり前とも読むらしい)をとりましたのよ。ええ。

なにせ去年の6月よりご奉公先の多摩屋が緊急事態でございましょう、寝込むわけにはまいりませんのね。
特に月末処理と製造原価・荒利益の計算、報告があるこの時期は何が何でも休む訳には参りませんもの、万全の備えと気合を持って過ごしておりましたの。
強いて言えば、忙しさから近頃体内のアルコール殺菌を怠っておりましたけれど、まさかそれが原因でございましょうかね。


あたくしがインフルエンザだとわかった途端、伝染るといけないというので家では猫まで隔離の厳戒態勢でございます。(猫に人インフルエンザはうつらないそうでございますが、おっかさんがそんな事を聞くわけもございません)
囚人の食事よろしく、完全装備のおっかさんが飲み水と食事をスイっと差し入れてくれたきり、後は開かずの扉の完全隔離です。
高い熱などでトロトロとしているときはこちらもその方が助かるものでございます。
ヘタにあれこれ世話を焼かれるのも鬱陶しいもので、開かずの扉で放っておかれる方があたくしは好きでございますの。

そんな熱に浮かされて朦朧としていた夜も出来事でございます。
何時頃でございましょうか。猫が部屋に入れてくれとしきりに扉の前で鳴いているのを聞きましたが、入れてやる元気もございませんのでそのままにしておりました。
そのあと「ドン・ドン・ガチャ・ガチャ」とドアのあたりで音がするのを遠くに近くに何度か聞いたような覚えもございます。

何かの音を遠くに聞きながら眠ったり覚めたりを何度も繰り返しておりました。
ふと何かがトコ・トコ・トコと部屋の中を歩き回る音を聞いたような気がいたします。
今日は子供たちは部屋に入るのを禁じられておりますし、部屋の扉も閉めてございますので猫も入れません。
気のせいに違いないとはっきりしない意識の中で考えながら次の眠りに落ちてまいりました。

すると今度はカタン、カタンと部屋の中で何がが動く音をで目を覚ましましたが真っ暗な部屋の中、もちろん誰も居る様子もございませんのでまた眠りますと、今度は何か生温かいものが顔にかかる気配を感じましたの。
けれども何も居るはずはございませんし、頭のどこかで気にはなっても確認する気力もなく寝ておりました。

ところが今度はベッドの下あたりでピチャピチャと音がしたような気がいたします。
こうなるともしやサビお嬢が部屋に入り込み何かを食べいているのでは?と気になり鉛のように思い体を動かしベッドの下を手探りしても何の手ごたえもございません。
それでも念のためと思いまして、手許のリモコンで常夜灯をつけて確認すると部屋の扉が閉まっておりましたので安心してまた眠りに落ちたのでございます。

それからどれくらいたったのでしょうか。
今度はピチャピチャいう音と生温かい感触に加えて冷たいものが顔に張りつく感触で目を覚ましましたの。
今までとは違いはっきりと何かの気配を感じましたわ。
泥沼のような中から無理やり意識を引きずりだし、重たい瞼をあげてみればなんとまあ!

お嬢、よりにもよってあたくしの顔の上でおでんの昆布を食しておりましたの。

しばらく訳がわかりませんでしたわ。
なぜ顔の上で昆布を食べる必要があったのでございましょうかね?
慌ててお嬢を部屋の外に出したのでございますが、部屋のドアはちゃんとしまっておりましたのよ。

その時はお嬢を外に出すのが精いっぱいで力尽きてしまいましたが、これまたいつの間にか膳を下げてくれたおっかさんによりますと「全部食べられたのね」と申しておりましたが、まさかサビが全部いただきましたとは言えませんでしたの。
私の部屋のドアノブは下げるレバータイプですので何度もジャンプするうちにあけられたのでございましょうか。
それにしても今度はどうやってしっかり閉めたのでございましょう?

良く世間でいうじゃございませんか。
襖をあけるのは利口な猫。襖を閉めるのは猫又って。
まさかお嬢・・・・
どうやったのかぜひ聞いてみたいところなのでございます。




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